Vox Caprae (ヴォックス・カプレ)は、イタリア出身のアーティスト、フランコ T. ライリーを中心とした日本に拠点を置く自由形式の音楽団。
2024年に始動したこのプロジェクトは、 日本のアンダーグランドシーンに対する不満から生まれ、どんな場所でもアウェイであることを感じて生きてきたトリリンガルのフランコの自由な表現の場として結成された。ジャンルやシーンの決まりから解放された空間を提供し、様々な背景を持った国内外のミュージシャンと交流しながら活動中。
プロジェクト名はラテン語で「山羊の声」を意味します。羊や山羊は、なぜかフランコの音楽活動において勝手に繰り返されてきたモチーフであり、彼の歌い方自体が山羊の鳴き声に例えられたこともありました。イタリア人として日本でほとんどの成人生活を過ごしてきた彼は、音楽活動でも私生活でも完全に馴染むとができない苦痛を力に変える意味で、山羊のように好奇心を持って独立して生きていく希望をVox Capraeという名前に込めている。
固定メンバーを設けず、伝えたいメッセージや作り上げたい世界観によって常に変化していくプロジェクトになっており、妥協しない音楽を届けることを最優先とし、バンド形式では実現できないヴィジョンを世界に向けて発信することを目指す。
Vox Capraeに参加した者は、誠実な音楽活動を行うために以下の「誓約書」で定められた指針に従っています。この誓約書は、創作プロセスだけでなく、コラボレーター間の関係にも影響を与え、健全な制作環境を提供するための仕組みとなります。
1月16日: 渋谷の居酒屋でフランコがプロジェクトを立ち上げる意思を相談し、パサパサの焼き鳥と安いアルコールの影響で意識が朦朧としたAnathemaに協力してもらうことに。この日はVox Capraeの始まりだと言っても過言ではない。
9月: フランコが数曲のデモを完成するが、急な自己嫌悪に襲われてレコーディングやアレンジの予定が一旦保留に。曲作りは断続的に続くが、レコーティングに移る勇気はなかなか出ないまま数ヶ月が経ってしまう。
6月24日: ヨーロッパに一ヶ月帰省したフランコがようやく勇気を見つけ出し、ミニアルバムの全曲の歌入りデモを完成。日本に戻り、各ミュージシャンとのリハーサルや細かいアレンジに専念。
8月20日: レコーディング開始。
11月11日: 「Vox Caprae, Acta Baphometi」がマスタリングを経て、やっと完成。同時にミュージックビデオの撮影等を開始。
12月6日: 情報解禁、「Estranei」をシングルとして先行配信。
2月26日: ミニアルバム「Vox Caprae, Acta Baphometi」発売。
バイオリン (Estranei)
ギター、プログラミング、編曲 (Thirst)
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